マスダヒロシブログ

福岡を中心に全国で活動するカメラマン・マスダヒロシのブログ

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香港出張1日目。重慶大厦(チョンキンマンション)に泊まる。

10月後半、香港に出張しておりました。なんかカッコいいでしょ?海外出張ですよ。海外仕事自体はそれほど珍しくも無いのだけれど香港は初めてでしてね。いっぺん行ってみたかったんだ。初香港、次にまた行くときのことも考えて備忘録的に何度かに分けて書いておく。


このブログでも何度か出てきてる朋友・Lovehairのヘアメイクアーティスト・アッティーのお誘いで、彼女の作品素材を撮影してきた。分かりやすく言うと、彼女がヘアメイクして衣裳を着せたモデルさんを香港の街中で撮るのが目的。僕とアッティー、それにLovehairの主任カマダさんの3人で香港に渡る。アッティーは香港のヘアメイクスクールで講師もしているので、そこの生徒さんがモデルや助手を務めてくれる。そんな面白そうなこと出来るならエコノミークラスで充分です。泊まるとこなんて適当で大丈夫です。


「泊まるのチョンキンマンションだから」はい、分かりましたチョンキンマンションね。チョンキン...ん?どっかで聞いたぞ。



あっ



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恋する惑星」の舞台じゃん!


そういや英題は「Chungking Express」だった。忘れもしない94年の香港映画。僕にとって1994年というのは、あくまで自分史レベルとはいえ色々とエポックメイキングな年でしてね、この年に目で見て音で聴き肌で触れたものに関しては印象が深いのだ。



覚えてるよ。金城武が延々長電話してる売店とか、むさくるしそうな部屋の中で麻薬密輸の準備してるとことか、ブリジット・リンがインド人撃ちまくるとことか...。あら?そういやなんか危なそうなとこだったイメージが...



「チョンキンマンション」でググってみる。出てくるワードといえば「悪の巣窟」「怖い」「刑務所よりも狭い」「危険」「売人」「伏魔殿」「犯罪の温床」



大丈夫なのか?


色々調べてみると「近年では治安も良くなっている」と書いてはいるけどさ「近年では」ってことは「元々は悪かった」ってことだろ?東横インのことを「近年では安全」とか言わんだろ。僕は姿かたちこそ貧乏くさいジーパン、Tシャツ姿だけどバッグの中にはウン百万円分の機材が入ってんだよ。不安だ。非常に不安だ。



香港はホテルが高いんですよ。それこそ東横インクラスの部屋でも市街地だとかなりする。僕が泊まる尖沙咀(チムサーチョイ)は香港のメインストリートとも言ってよい場所なので、東京よりも高いのだ。



ホテル代が高い理由は土地が無いからだ。東京の半分ほどの土地に700万人を超える人々が住んでいる。家賃も宿泊代もべらぼうに高い。いいとこ泊まりたきゃ金払え。ある意味すがすがしい。



悶々としながら機内で映画「64 ロクヨン」鑑賞。見終わって初めて前後編だと気づいた。後編は帰りに見よう。香港到着。


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さすがアジア1のハブ空港。まぁなんとも近代的でデカくて綺麗だ。貨物取扱量は世界一だとか。香港がアジア随一の都会だということを改めて思い知らされる。これで宿があそこじゃなかったら何も心配では無い。でも変わることなくあそこに泊まるのだ。たっかい機材持って泊まるんだ。


それにしても香港は暑い。10月後半になって福岡は急に冷える日が増えてきた。ついついその感覚でパーカーなんか着こんできたんだが全く必要ない。蒸し蒸しと暑い。



その分、屋内や電車の中は冷房が効いている。てか効きすぎている。冷蔵庫にいるみたいだ。パーカー着てないと風邪ひくくらい寒い。どうしろと言うのだ。



暑さと寒さの波状攻撃に大概カラダを痛めつけられたところで尖沙咀到着。ここで香港慣れてるはずのアッティーが道を間違え建物も間違え行ったり来たりで更に消耗。ほうほうのていで明日からお世話になる美容学校にたどりつく。



ここで今回の撮影でお世話になるヘアメイクアーティスト・ジョシュアと合流。彼は日本に3年住んでいたとかで日本語がとても堪能だ。その上、日本的な細やかな精神も持ち合わせている。まだ若いのに本当に気が利く。彼には旅の間中お世話になった。



ここで僕にとっては最善ともいえる提案を頂いた。学校のロッカーに荷物を預けさせてくれるそうだ。あぁ...助かる。「危険」「売人」「犯罪の温床」なんて検索ワードがあふれ出てくる例の宿に機材持ちこまなくてよいのだ。実にありがたい。



元々僕は海外でお高い一眼レフで写真を撮るようなことは全くしない。仕事は別ですけどプライベートでは極力カメラを隠すようにしている。「私、メイドインジャパンの高価なカメラぶら下げてます」なんて人に見られて良いことなんて一つも無いのだ。



だから、この香港日記で出てくる写真も仕事写真以外はほぼほぼiPhone写真だ。しかも4年以上前に買ったiPhone4s。「プロカメラマンの香港レポ、さぞ素敵な写真があふれてるだろう」と期待してくださった皆さま申し訳ない。そんな写真は微塵も無い。人様の評価も大事だが、命綱の一眼レフを守る方がもっと大事なんだよ。平たく書くとビビりなのだ。



なんでこんな断りを長々入れるかと言うと、次の段落から出てくるチョンキンマンション写真がすべからくヒドいからである。前ふり終わり。さぁ高価な機材は預けた。身軽な 盗まれてもあきらめがつく 荷物だけ持ってチェックインだ。


 

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このビル全体がチョンキンマンション。中央の「重慶大厦」って書いてあるところが入口。1階はいわゆるロビースペースにあたるわけだが普通のホテルのロビーを想像してはいけない。両替屋や雑貨屋やインド料理屋やインド料理屋やインド料理屋が軒を連ねている。それ以外のフロアには各階に好き放題ホテルや両替屋やよくわからん怪しげな店が入っている。そして普通に住居として住んでいる人々もいる。つまりはテナントビルなわけです。テナントビルって呼び方が全く似合わんのだけどね。


一階の雰囲気。

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だから言ったじゃないか。プロでも毎回いい写真撮れるわけじゃないんだ



ポケットからスマホ出す→出すや否やとりあえず撮る→カシャッの「ャッ」くらいのタイミングでとっととポケットに戻す。こんな撮り方してたらプロもアマも関係ないよ。


まぁごった煮感はすごいですね。そしてビル中がカレーくさい。あとカレーに負けず劣らず大麻くさい。荷物の大半を学校に預けてリュック一つだったのでマシだったけど、機材バッグ持ってうろつきたくは無いな。



ざっくり言うと低層階より高層階の方が宿的にはランクが高いらしい。僕のホテルは14階だったのでかなりマシな方だったと思う。



とはいえ高層階も痛しかゆしでね。一階でわんさかと人が乗り込むわけだが、階が進むに連れて当然みんな降りていくわけですよ。で、最終的に僕と他の誰かと二人きりなんてシチュエーションも高層階だと起きやすい。女性1人旅とかだとそこらへん気にした方が良い気はする。



チェックインした時はすでに23時頃だった。ジョシュアや香港在住の日本人の友人とも落ち合い、火鍋食いにいってこの日は終了。



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店は地元民に選んでもらっただけあって大層美味い。今回の旅行、食い物は本当に当たり続きだったな。てか人も街もすべてアタリだったと言ってよい。


宿だけはあえてノーコメントですけどね。冷蔵庫のように冷房の効いた部屋でベッドにくるまり一日目終了。二日目に続きます。

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嵐でおなじみ・宮地嶽神社で始まる今年の七五三

昨日の撮影は宮地嶽神社


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こんなとこ。


嵐のCMの影響ですっかり人気スポットと化しました。人が常に多くてね、撮りにくいったらありゃしない。


余談。僕、神社に行くと必ず絵馬を眺める。大抵「恋人ができますように」「志望校に合格できますように」ってな願い事が綴られてる。なんとなく微笑ましい気分になる。


しかし、ここ宮地嶽神社の絵馬は他と違うのだ。


「嵐のチケットがあたりますように☆」「五人がずっとキラキラ輝き続けますように」「ニノがしあわせになりますように」


こういうのがとても多い。もうなんというか宮地嶽の御本尊は嵐って感じ。心配しなくてもニノはしあわせになると思うよ。


それはさておき七五三だ。今日の御夫婦、結婚10周年。僕と知り合っても10周年。2人が披露宴行った際に僕がスナップ担当したんですよ。それ以来の仲。


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結婚から10年経った。お子さんも3人出来て家族が5人になった。その記念が今回の撮影。うれしい。こういう縁がうれしい。



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七五三シーズンが始まった。今年の1発目がこの御家族で幸せだ。10年目のかたも初めてのかたもお問合せお待ちしております。いいもの撮りますよ。


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ゴジラにつぶされた街に泊まる

ちょい前に東京行ってきました。
結婚式を撮りにね。


一生一度の結婚式に福岡在住の僕をわざわざ呼び出してくれるなんてね、ありがたいですよ。だって交通費に宿泊費にって感じで撮影料以外のお金がかかるわけですからね。呼んでもらえるって本当にうれしい。


会場近くに宿を取って頂いたので前日からチェックインしたのですが...


 

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もうね、ホテルからのこの景色だけでアガる。東京行ったのが映画「シン・ゴジラ」見た直後だったもんですから高揚します。なにしろ映画の中でぶっつぶされてた場所ですからね。ド頭で叩き壊された京急赤電車も見えるじゃん。たまらん。東京たまらん。田舎根性丸出しですがいいんですよ田舎もんなんだから。満足してこのまま帰りそうだよ。何しに来たんだオレ、あ、写真だ仕事だった。



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もちろんビシッと仕事してきましたよ。東京は福岡と比べるとお客様がおとなしい印象があるのですが(てか九州がにぎやかすぎるんだけど)、こちらの披露宴は皆さん元気でノリもよかった。楽しい撮影でした。



呼んで頂ければどこにでも参ります。遠方の方も、気になったら一度お問合せください。ゴジラと無関係な場所でも喜んでうかがいます。


 

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カメラマンが人妻にモテたかどうかの結果報告

このブログでも告知しておりましたが


コレね。
写真講座。


先日、本番だったわけですが、まーーー緊張したね。自分でもびっくりするくらい緊張した。


写真講座的なこと初めてでは無いのですよ。経験もあるししゃべるのも特段不得手なタイプでも無いし、ある種の余裕すらあったんですよ。


でもいざやってみると今までで一番緊張しましてね。皆さんの前に立った瞬間「あ。こりゃいかん」と思いました。


この日のスケジュールは、初めに僕の話があって、そのあとにハロウィン特製ランチビュッフェ、ほいでお子様の写真撮影タイムって流れ。お母さま方はご自分のお子様達を可愛く撮って欲しい&オシャレな場所で素敵なランチを楽しみたいというモチベーションで来られているわけです。つまり僕の写真講座は言うなれば前座みたいなものでね。


「別にそこまで必死に写真上達したいわけでは無いお客様相手の写真講座だったわけですよ。


講演の場に立って、客席見回した時に初めて気が付きました。遅いよね。もっと早く気づいておけばあれほど汗もかかなかったでしょうに。小粋な冗談の1つも入れられたでしょうに。正直いっぱいいっぱいでした。簡単なものなんて無いね。反省。



 

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僕がモテたかって?こんな可愛い子が走り回ってんのに誰も僕なんか見てないよ。悲しいけどそれが現実。


悲しい僕のことは置いといて、子ども達が扮装して集まるとそれだけで華やかですね。かわいいわ。やはりハロウィンは子どものためのイベントだなぁと再確認。


また撮りたいですね。そして来年こそモテたい。

 

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村上春樹もボブ・ディランもノーベル賞が似合わない


ノーベル文学賞ボブ・ディランだってよ。


もはや恒例行事となった感もある「村上春樹ノーベル賞とるかも」報道がまたもや外れたことになる。


そもそも、毎回その手の報道が流れるたびに疑問に思ってたことなんだけども、村上春樹ってそんなにノーベル賞欲しがってるのかね?


この人がヤクルトスワローズを応援するスタンスと同じように、たまに球場に行っては体育座りで「ノーベル賞、取れるといいな」と呟いてるくらいの熱量なら、周りで騒がれるのも大きなお世話ではないかと思う。(ヤクルトへの熱量が低いって意味では無い)


それにしても村上春樹にとって、負けた(?)相手がボブ・ディランってのはどんな気分なんだろうか。「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」を例に出すまでも無く、村上さんの著作でディラン的な香りを感じる作品は少なくない。そんな相手と同じ土俵で戦えたのは誇らしいことなのではないかと思う。


村上春樹ボブ・ディランも、僕の趣味嗜好に少なからず影響を与えた人物だ。もちろんザ・スミスジャン=フィリップ・トゥーサン程大きな影響は受けてないけども、それでもデカい存在であることは変わりない。


そんな自分からすると、今回のノーベル賞受賞&落選はとても美しいものに見える。そしてそれ以上に、二人ともノーベル賞が似合わんなぁとも思う。文学と音楽をクロスオーバーさせてきた両者の作品は、高尚なものになるよりも僕ら大衆に消費されつづけていくのがふさわしい気がする。

 

 

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秋の撮影シーズンに人知れずキレる

ほんの1週間程まえの福岡は



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残暑が最後のあがきを見せておりましたが、ここ数日で急激に冷えてきましたね。


一昨日...半袖でも可
昨日...長袖が吉
今日...上着必須


こんな感じで体感的にも変化が激しいです。朝夕冷え込みますので皆様御身体ご自愛ください...


.........


...え?


なんです?
これだけかって?





これだけですよ。





秋の婚礼シーズンなめちゃいけませんよ、いちいちネタ話書いてるヒマなんか無いんですよ。先週末の3連休なんか正に怒涛の3日間でしたよ。我が子の運動会にも行けませんでしたよっ(泣)!!!!



でも素晴らしいお客様に恵まれた3日間でした。結局お客様に救われますね。手ごたえのある写真がたくさん撮れたのでタイミングが合えば上げて行こうと思います。


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