村上春樹もボブ・ディランもノーベル賞が似合わない
ノーベル文学賞、ボブ・ディランだってよ。
もはや恒例行事となった感もある「村上春樹がノーベル賞とるかも」報道がまたもや外れたことになる。
そもそも、毎回その手の報道が流れるたびに疑問に思ってたことなんだけども、村上春樹ってそんなにノーベル賞欲しがってるのかね?
この人がヤクルトスワローズを応援するスタンスと同じように、たまに球場に行っては体育座りで「ノーベル賞、取れるといいな」と呟いてるくらいの熱量なら、周りで騒がれるのも大きなお世話ではないかと思う。(ヤクルトへの熱量が低いって意味では無い)
それにしても村上春樹にとって、負けた(?)相手がボブ・ディランってのはどんな気分なんだろうか。「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」を例に出すまでも無く、村上さんの著作でディラン的な香りを感じる作品は少なくない。そんな相手と同じ土俵で戦えたのは誇らしいことなのではないかと思う。
村上春樹もボブ・ディランも、僕の趣味嗜好に少なからず影響を与えた人物だ。もちろんザ・スミスやジャン=フィリップ・トゥーサン程大きな影響は受けてないけども、それでもデカい存在であることは変わりない。
そんな自分からすると、今回のノーベル賞受賞&落選はとても美しいものに見える。そしてそれ以上に、二人ともノーベル賞が似合わんなぁとも思う。文学と音楽をクロスオーバーさせてきた両者の作品は、高尚なものになるよりも僕ら大衆に消費されつづけていくのがふさわしい気がする。
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