集合写真なんて撮りたくないのだ

そもそもね、写真に写る人数なんて少ない方が楽なのだ。撮る側からしたらそりゃ楽なのだ。なのだ。

ウエディングの場合「新郎+新婦=2」が基本構成単位。そこにわさわさ集まってくると基本が崩れるわけですからね。めんどいんですよ。

○披露宴開始前にお庭で家族と撮ってほしい。


披露宴前にか。
わざわざお庭に集まってか。
そうか。めんどいな。



めんどいのでご家族みんな庭の四阿にぶちこむ。

上から撮ると盤石な船に見えた。
なかなか悪くない。てか良い。

○着物でやってくる友人一同と撮りたい。

ばらばらにやってくる友達集めなきゃいけないじゃん。誰が集めんのよ。しかも場所は人まみれの太宰府天満宮。どこで撮れっていうのさ。面倒くさいなぁもう。


怒りにまかせて着物姿の友人を全員後ろ向きにしてみる。

む...意外とよい。
かわいいじゃないか




○前撮り終了後、スタッフみんなで撮りたいという御要望。


なんだよみんなってさぁ！
俺は早く帰りたいんだよ。
クタクタなんだよ。
知らねえよ集合なんてさっ！


背後で渾身の垂直跳び。
セルフタイマーに合わせて跳ぶのは慣れが必要だ。

我ながらほれぼれするポージングである。



いろいろ毒づいてはみたが、実を言うと集合写真大好きなのである。

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