「なんてことないかどうか」は自分次第な面もあるよな
なんてこと無いものを撮ることが増えた。
例えば、この空の写真みたいに。
空・猫・ラテアートといえば、そりゃもう「なんてこと無い写真部門」不動のトップ3だ。その中でも、この空の「なんてこと無いレベル」はかなり高い。いや、この場合低いのか?どうですかお客さん。
元々写真はお金のかかるものだった。36枚撮りフィルム1本、現像&プリントしたら1500円超えたりしてた。1枚撮るごとに金が飛んでいくのだ。一大事だ。
だからこそ、1枚1枚を大事に撮っていた気がする。今考えればね。
デジタルカメラの時代になった。
何百枚何千枚と撮れる。撮ってみて気に食わなければ削除できる。どんだけ撮っても1500円かからない。撮るだけならゼロ円。すげえ。
いいことなんです。写真のデジタル化に文句言ってるわけじゃありません。職業写真家としては本当に助かってる。
ただ、一枚の重みを実感する機会はフィルム時代と比べるとどうしても減った気がする。安易にシャッターを押すことが増えた。
おかしな言い方だけど「コレ、どうせ後で削除するだろうなぁ」なんて思いながら撮ることもある。結構しょっちゅうある。
その結果増えていくのが「なんてことない写真」だ。これまた別に悪いことでは無い。撮らないよりは撮った方が勝ちって場面は多々ある。
デジタル化によって「なんてことない写真」が増えていく中で求められることは、「本当に、ガチで、なんてことないかどうか」を見極める目なのかもしれない。
その写真は削除するしか無いのか?見せ方次第で生き返るんじゃないのか?そういう考え方・生かし方なのかもしれない。
なんてことないものでも、まとめてみるとそれなりに、なんてことありそうに見える時がある。写真に限らずよくあること。
まとめるってのがポイントなんだよね。あつめるのは簡単なんだけどな。まとめるのはなかなか正解が無い。
うまくまとめることが出来れば、なんてこと無さそうだった写真もかわいくなったりする。すくわれる。
上の画像はそういう練習。
うまく生き返ったかどうかはわからないけどこういう作業は楽しい。
人を育てるのもこんな感じなら簡単なんですけどね。
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